さて、台風で延期となっていた撮影取材出張。
本番は明日だが、今日は先乗り観光。
取材先は敦賀。しかし、なかなか具合の良い見所が見つからず、道程の途中の琵琶湖に立ち寄ることにした。
琵琶湖と言っても巨大である。検討の結果、神聖な島、竹生島に船で乗り込もうと。
で、まず港のある長浜にゴゴイチ到着。
乗船前に朝飯(^^ゞ
近所の郷土料理屋風のところに入ると、品のいいおかみさんが迎えてくれて、お勧めは、焼鯖そうめんだという。
出てきてびっくり。想像と全然違った。
おかみさんの話だと、これは娘の嫁ぎ先に田植え見舞いとして納める風習から伝わるものだそう。
この辺は京都と日本海を結ぶ「鯖街道」の一筋で、鯖を使い、甘辛く仕上げて本来おかずとして食べられてたのだそうだ。
したがって味は甘辛濃い目。にしんそばの味を思い出していただくと近いかも。
その出汁でそうめんも茹でているのか色もしっかり付いている。
ともあれ、長浜らしい料理とおかみさんの柔らかな振る舞いに大感謝。
さて、船は30分ほど乗る。
天候は曇り。なにもないっちゃなにもないが、そこが琵琶湖の広さかも。
竹生島は琵琶湖の北部にぽつんと浮かんでいる。
寺と神社だけの島で聖地だ。
弁天様が主祭神で、急な165段を登るとまずお寺。
アマテラスのお告げで聖武天皇が弁天様を祀ったのが始まりらしい。
寺から、竹生島神社に向かう途中に豊臣秀吉の舟材で作られた舟廊下を通る。
大阪のそらちゃんからここを勧められてたので、少し気合を入れて撮ろうとしたが、なかなか「降りて」こなかったなあ。
そして渡った先が竹生島神社。
これは見事。空気感が違う。ちなみに本殿の左に続いてるのが舟廊下。
撮影してるオイラの背後に琵琶湖があり、展望台がなければ、神社から湖が一直線になり、ここに神社を建てる意味がよくわかる。
まあ、展望台からの眺めもすばらしいので、人間様としては、それもまたヨシなのだが。
とまあ、1時間強、参拝して船でまた長浜に戻る。
北陸本線を琵琶湖東岸沿いに北上して山を越えると日本海、敦賀に出る。
安ホテルにチェックインして、早速晩飯屋探し。
目をつけておいた地魚料理屋へ。
カウンター席でひとりで飲めるが、たまたま隣に座ったお兄さんが素晴らしい人で意気投合。
仕事、東西文化、使命、なんかそんないろんな話をずっとしゃべりまくてしまった。
自転車好きだそうで、今日は岐阜の大垣から走って来たのだそう。
お会いできてよかった。また10年後に九州あたりの居酒屋でバッタリ会いましょう。
さて、1200円の刺し盛は、浦安のべか舟盛を思い出させる量と美味さ。さすが敦賀。
オイラ的にはシマアジがよかったなあ。あと福井サーモン。
そして、秋刀魚の肝焼き。これは大ヒット。秋刀魚の肝の美味さを再確認した。
酒は福井の梵。フルーティで昔からザビッ酒として推してるが東京でなかなか飲めないのよ。
地元で出会えてよかった。
シメは焼鯖寿司。今日は徹底的にサバ!
ということで、魚9割で滋賀と福井を堪能。
明日も午前中はあいてるので敦賀観光して、その後仕事して東京に戻ります。
ではでは
χανι